白州へ行ってきました(その2)
発酵は大きな木の樽で行っていましたが、これは自然の酵母菌が出て発酵するのによいらしく、樽ひとつとっても「味」を求めて試行錯誤しながら木にたどり着いた、と言っておられました。
発酵するとアルコール度7%のもろみとなり、それを蒸溜したら使えるものはもろみの1/3しかなく、しかもアルコール度70%になり、さらにこれを再溜してから樽詰めをして長い年月寝かせて出来上がる、との事。
自分が仕込んだウイスキーは後輩へとバトンタッチされて、何年も経ってから市場に出ていくという、長い未来を思って作られている過程を伺い、胸の内の熱い想いが伝わってきました。
当店ではウイスキーはもちろんですがワインも扱っており、ウイスキーとワインは作り方から樽詰め保管で長い年月をかけたものとして共通点の多いものなのだな~と思いました。長い年月の間には沢山の人が係っており、多くの人の手間や想いが詰まった飲み物だと思います。
これからはよく味わって感謝して戴かなくては、また、販売時も大切にそしてしっかりと売らなくては、と、とても感慨深い気持ちになりました。
今回の研修はとても勉強になり、機会があればまた行きたいと思うものでした。
今後の営業に活かして、お客様にも作り手の方々の想いを届けられるように頑張ろうと思います。